日本水泳連盟の競泳委員長代行に就任した倉澤利彰氏が〝王国の復活〟へ、並々ならぬ意欲を見せている。

 選手として五輪2大会に出場し、3年前の東京五輪では代表コーチを務めるなど、選手、指導者として豊富な経験を持つ。1日には都内で取材に応じ「ロサンゼルス五輪まではあと3年8か月しかない。スピード感を持って改革に取り組んでいきたい。水泳ニッポンの復活に向けて尽力してまいりたい」と闘志を燃やした。

 日本競泳陣は今夏のパリ五輪で銀メダル1個と苦戦を強いられた。「選手のパフォーマンスを最大限発揮するためにコーチ陣が同じ方向を向けていなかったという反省がある」と振り返った上で「ベテランのコーチの意見を聞きつつ、次の世代の若手のコーチをつないでいくような、融和していくような策が必要かなと思っている」と展望を語った。

 来夏にシンガポールで開催される世界選手権は「五輪の翌年ということもあって、世代が大きく変わってくる年でもある」としながらも「『センターポールに日の丸』をというフレーズは大事だが、私たちの今の競泳委員会の中では入賞数、決勝に残る選手、決勝で戦う種目をより多く増やしていくことも同時に掲げる目標ではある」ときっぱり。パリの悔しさをロスの笑顔につなげることはできるか。