政界を引退した菅直人元首相が15日、東京・三鷹市で衆院選(27日投開票)東京18区から立候補した立憲民主党の松下玲子氏の街頭演説会に応援弁士として登場した。
菅氏は厚労相として薬害エイズ問題への取り組みで知られ、旧民主党政権で首相を務めた際には東日本大震災や福島原発事故の対応にあたった。
8日に国会内で開いた最後の会見で、菅氏は政界引退の理由について「基本的には年齢の問題です。元気に活動してきたが、もう77歳だ」と述べていた。
ところが、松下氏の応援に訪れた菅氏は、支援者たちに声をかけられると笑顔で応えるなど、まるで自身が選挙戦に挑むような緊張感を漂わせながらマイクを握った。
「いよいよ衆院選挙がスタートしました。私、菅直人も、この地域で長く衆院選で当選させていただきましたが、今度はぜひ、松下玲子さんにそのバトンを継がせていただきたい思いでこの場所に立っています」
菅氏は40年以上におよぶ政治家人生にピリオドを打ったわけだが、再選を目指す候補者のように熱弁。今度の選挙で焦点の1つとなっている少子化問題にも言及した。
「子どもたちがどんどん減っていく。これでは日本が力を失っていくことになり、社会の力が低下します。子どもたちが生まれて元気よく育っていく社会を松下玲子さんを先頭に作り出してもらいたい。そのことを皆さんにお伝えして応援してもらいたいことを申し上げたい」と訴えると、聴衆たちから大きな拍手を受けた。
同選挙区には松下氏のほかに自民党の福田かおる氏や日本共産党の樋口まこと氏が立候補した。












