元新日本プロレスのタマ・トンガ&タンガ・ロアの〝兄弟コンビ〟が突如、WWEタッグ王座に輝いた。

 タマは今年2月、タンガは3月まで新日マットに上がっていたが、ともにWWEへ移籍。ソロ・シコア率いる新生「ザ・ブラッドライン」のメンバーとなった。今月2日のスマックダウンでは、タマとジェイコブ・ファトゥがDIY(ジョニー・ガルガノ&トマス・チャンパ)を破り、WWEタッグ王者となっていた。

 さらに先週のスマックダウンではブラッドラインの前リーダー、ローマン・レインズを極悪ユニット総がかりでノックアウトして、シコアが正式に新たな〝トライバル・チーフ〟に。23日(日本時間24日)のロウ(ワシントンDC)ではシコア、タマ、タンガ、ファトゥの4人が大ブーイングの中、リングに上がった。

 シコアはレインズについて「やつは終わった」と話すと、次回PLE「バッシュ・イン・ベルリン」(31日=日本時間9月1日、ドイツ・ベルリン)で行われる統一WWE王者コーディ・ローデスvsケビン・オーエンズの勝者に挑戦を宣言。その上でファトゥからタッグベルトを取り上げ、タンガに渡せと命じた。さらにファトゥに「お前は俺の〝執行人〟だ」といい、タッグ王者との兼任は認めないという。凶暴なファトゥもこの指示に素直に従い、何とタッグ王者がタマ&ファトゥからタマ&タンガに入れ替わったのだ。

 シコアに何の権限があるのかさっぱりわからないが、ここでストリート・プロフィッツ(モンテス・フォード&アンジェロ・ドーキンス)が現れ、タッグ王座戦に突入。これにより、ファトゥからタンガへのベルト譲渡が認められたことになる。この日のスマックダウンを放送した「ABEMA」に日本語実況陣も「ちょっと、よくわからないですよね」と不思議がる謎展開…。それだけ〝トライバルチーフ〟は団体内でも強大な権力を握っているということか。

 とはいえ、タマ&タンガは新日本のIWGPタッグ王座を7度も獲得している強力兄弟コンビだ。強敵のプロフィッツ相手に、シコアとファトゥも介入しつつ、最後はタマがドーキンスにフラットライナーを決めて、3カウントを奪取。〝初防衛〟に成功してみせた。

 試合後もブラッドラインがプロフィッツに暴行を加えていると、前タッグ王者のDIYが登場。だが荒れ狂うシコアがサモアンスパイク連発でDIYをKOして、ブラッドラインの4人がリング上で凱歌を挙げた。やりたい放題の凶悪ユニットを、誰が止めるのか?