第106回全国高校野球選手権大会の準々決勝(19日)に挑む神村学園(鹿児島)が18日、津門中央公園野球場で調整し、打撃練習などを入念に行った。
勢いに乗る大社(島根)との一戦へ、練習にも熱が入った。チームの主砲・正林輝大(3年)は鋭い打球を連発。今大会はここまで打率0割7分7厘と不振にあえいでいるが、指揮官の考えは揺らがない。大社戦のキーマンを聞かれた小田監督は「一人しかいないでしょう」と正林の名前を挙げ「監督として2年間、彼を預かって、ずっと4番を打たせてきた。彼にはどっしり構えてほしい。代える気はありません」と期待を寄せた。
しかし、そんな主砲に小田監督が〝愛の説教〟をしたことを明かした。17日の岡山学芸館戦の試合後、監督は正林を部屋に呼び出し〝サシ〟で約15分にわたって話をしたという。
「簡単に言えば、自分の結果ばかりで打席に立っている。打てなくて悔しいのも分かるんだけど、試合に出られていない子の気持ちを考えて立っているのか。そういう愛のない野球は神村学園の野球じゃない。いろんな人に優しく愛を持って接して、初めてウチの野球が成立するんじゃないかと、厳しめに話をしました」(小田監督)
さらには「こういう時に一番大事なのはメンタルなので。道を切り開くには自信と勇気しかない。彼にはその勇気が今ないし、自信もちょっとなくしかけてたので、そこを持たせるために」と意図も明かした。
周囲からは「状態が上がってきた」という声も聞かれる。「愛のある打席を期待してます」という指揮官の言葉に、4番は応えられるか。注目が集まる。












