日本ハム・清宮幸太郎内野手(25)が、後半戦での巻き返しに並々ならぬ意欲を燃やしている。プロ7年目の大砲候補は、キャンプ直前の自主トレで左足首を捻挫。開幕一軍切符を失うと、その後も打撃低迷で二軍落ちするなど、一時はベンチ要員になりかかっていた。

 ところが20日のロッテ戦(ZOZOマリン)で4試合ぶりのスタメン出場を果たし、3安打をマーク。翌21日の同戦でも2打席連続本塁打を含む4安打3打点の大暴れで前半戦を締めくくった。

 好調モードに転じた本人は気合十分。26日・西武戦(エスコン)の試合前にも「体の状態が良くなってきているのがあって。思い通りに(バットを)流せるようになってきているので(打てる)」と口にするなど、自信をみなぎらせている。

 ただ、清宮と言えば自他ともに認めるように「好調が持続しない」ところがマイナスポイント。新庄監督も「(打棒は時々)爆発するけど、まあ長続きせんから」と苦言を呈すほど。だが、今回は「好調が長続きする可能性もある」という。清宮の母校・早実が夏の甲子園出場を目指し、勝ち上がっているからだ。

 早実は28日に行われる第106回全国高校野球選手権西東京大会決勝(神宮)で日大三に勝てば、清宮が出場した2015年以来、9年ぶりの夏の甲子園出場が決まる。

 清宮も「久々の決勝じゃないですか。頑張ってほしい、本当に」と目を輝かせ、後輩たちから刺激を受けている様子だ。「甲子園に行く、行かないではだいぶ違うと思うので。甲子園に行ったら母校に差し入れ? 絶対にしますよ。いや、したいっす。いくら(金銭が)かかってもいい。全然大丈夫っす」と語気を強め、エールを送る。

 この母校への熱い思いこそが、好調持続の特効薬になりそうだ。「幸太郎の〝早実愛〟は筋金入り。母校の試合結果や内容は常にチェックしているほど。早実の戦いぶりは間違いなく本人の打撃にも影響を与える。早実が甲子園に行けば、後輩に負けじと今以上に奮闘するはず。逆に出場を逃せば意気消沈して調子を落とす可能性もあるが…」(球団スタッフ)

 そんな清宮は26日の西武戦に「7番・一塁」で3試合連続の先発出場。5回無死二塁の第2打席では先制点を呼び込む右前打を放ち、4試合連続安打とした。チームは延長12回の末に1―1のドローに終わったが、直近3試合で12打数8安打をたたき出している清宮の勢いはどこまで続くか。その鍵を握りそうな早実の結果も気がかりだ。