広島の守護神・栗林良吏投手(27)が26日のDeNA戦(横浜)でプロ通算100セーブをマークした。日本人投手としては馬原孝治(ソフトバンク)に並ぶ178試合目での偉業達成だ。
2点リードの9回から登板し、ピンチもしのいでチームは4―2で3連勝。入団1年目の2021年3月27日の中日戦(マツダ)で初登板初セーブを記録して以降、着実にキャリアを積み上げてきた。本人も「初登板でそのまま抑えて試合を終われて。それが大きかった」と記憶に残る一戦として挙げたが、プロ4年目での大台到達の裏には、挫折と恩師たちとの出会いもあった。
不調と故障で昨年5月に二軍再調整。一軍復帰後も一時はセットアッパーに配置転換された。当時の右腕がプロで初めて味わったこの挫折が大きな糧となった。
栗林は「1、2年目はガムシャラにやっていた。3年目の昨年はいろんな経験をさせてもらって。その経験が一番大きい。2年目までは9回しか知らなかった」と振り返りつつ「僕が離脱した間、矢崎さんが9回をしっかりと守り、抑えていた姿を見ている。だからこそ、自分も負けないように。また抑えを自分がやらせてもらっている。任されたことに対し、しっかり仕事をしたいという気持ちは、より強くなりました」と明かす。
実力が未知数だった自分を、クローザーに抜てきしてくれたのが佐々岡前監督。自身の不調で守護神の座を矢崎に明け渡し、再び戻してくれたのが新井監督だった。栗林が「歴代の監督さんがいいところで起用し続けてくださったおかげ」と感謝するのはそのためだ。
球団では大野豊、佐々岡真司、永川勝浩、中崎翔太に続く史上5人目の100セーブ。「自分一人でできる記録ではないです。初回から8回までをつないでもらった投手がいてこその9回。いろんな人の思いが詰まっていて、その上で9回を投げさせてもらえる。すごく責任のあるポジションだと思います」。
これからも謙虚に、そして貪欲に役割をまっとうしていく。












