オカルト評論家・山口敏太郎氏が都市伝説の妖怪、学校の怪談、心霊スポットに現れる妖怪化した幽霊など、現代人が目撃した怪異を記し、妖怪絵師・増田よしはる氏の挿絵とともに現代の“百鬼夜行絵巻”を作り上げている。第185回は「青い人、赤い人」だ。
 
 ユーチューブ怪談にたびたび出てくる妖怪のような存在である。これが現れることは死を意味する。具体的に言うと、付近にいる人間が死亡事故に巻き込まれたり、甚大な被害に遭ったりする。

 この妖怪のことを筆者に教えてくれた人物は、高速道路でこの「青い人」が乗っている車を目撃した。数時間後、その車が交通事故に巻き込まれているのが目撃されている。青い人が車に憑りついたのだろうか。それとも、車を運転している人間に憑りついたのだろうか。

 青い人は、水の分子の集合体として描かれることも多い。以前、筆者のアトラスラジオに、家の中に青い人が出現するという手紙をいただいた。マンションの一室に現れたその青い人は、家の中を斜めに歩いて行ったという。

 その手紙を書いた本人は「ブルーマン」と呼んでいた。筆者の見立てでは、水の配管に沿って移動しており、ブルーマンが水と関連深いことが分かった。水の分子が実体化したものであろうか。

 この青い人と同じような存在として「赤い人」が挙げられる。赤い人は火事の予兆や人が殺される事件の前兆として語られることが多い。

 また、赤い人は体験者が一人ぼっちの時に限って、自宅に訪ねてくることが多い。そして、玄関がガラス戸である場合が多く、ガラス越しに赤いその姿が見えるのである。