広島・床田寛樹投手(29)が9日の阪神戦(甲子園)に先発し、7回8安打1失点と力投を見せたが、打線の援護に恵まれず今季初黒星を喫した。

「調子自体は悪かった。いつもストライク取れる球が、今日は全然、ストライク入らなくて」と振り返りながらも、初回二死一、三塁、4回二死一、二塁と決定打を許さず、序盤は阪神先発・村上と互角の投げ合いを披露した。 

 だが、5回の〝2球〟を悔いた。先頭の8番・木浪に右前打を許すと、続く投手・村上は初球で犠打。そして1番・近本に142キロの直球を右翼線に弾き返され、先制点を献上。試合後は「バントと近本への初球」を自ら振り返り「(バントは)ちょっと簡単にやらせすぎた」とし、決勝点となった近本の一打は「あえてツーシームじゃなく、真っすぐで行ったんですけど、あっち側(右翼線)に打たれるとは思ってなかった。うまく打たれましたね。ちょっともったいなかった」と、相手のテンポで失った失点を反省点に挙げた。

 それでも117球を投げ、7回8安打最少失点と先発として役割は十分。これで今季は2試合連続で7回を投げ、失点はわずか1。新井貴浩監督(47)も「前回に続き、今回もナイスピッチング」と左腕の仕事をたたえた。
 
 自身今季初黒星も気丈に試合を振り返った左腕は「7回だったら100球ぐらいで投げるようにしたいなと思う。無駄なボール球と四球をなくしていきたいですね」とさらなる好投を見据えていた。