格闘技イベント「RIZIN LANDMARK 9」(23日、神戸ワールド記念ホール)榊原信行CEO(60)が、ブアカーオ・バンチャメーク(41=タイ)に2RKO負けを喫した木村〝フィリップ〟ミノル(30=ブラジル)の今後を語った。
木村は昨年6月に行ったドーピング検査で陽性を示して出場停止に。2月の検査で陰性だったことを受けて行われたこの日の試合は、早期決着を狙いパンチを振りながら突進したが、ブアカーオの老かいなテクニックで徐々に押し返され、最後は2ラウンド(R)1分10秒、右ストレートでKO負けした。
賛否を呼んだ復帰戦を終え、榊原CEOは「今回の検査の結果が1か月後に出てくる。負けたから許されるわけでなく、この検査が陽性だったら永久追放なので。1か月たたないとRIZINとしての指針は打ち出せない」と、今後の具体的な方針はこの試合前の検査結果を待って決めると強調した。
それでも、検査が陰性だった場合には「少し、続けて試合をする必要があると思います」とキッパリ。試合間隔があいていることは事実だけに「キックなんで、総合(格闘技)より短い間隔でできるはずですから。(検査の)結果いかんで、6月でも7月でもその先もコンスタントに試合をして、いい意味でのサイクルで試合を組んで、フィジカルもメンタルも整えて試合に臨む環境を取り戻すことなんだろうなと思います」と語った。
一方で41歳にして衰えるどころか、昨年引き分けだった安保瑠輝也戦以上のパフォーマンスを見せたブアカーオに関しては「すごさを改めて感じたというか…。生ける伝説といわれるブアカーオ選手のすごさを見たなと」と感嘆。
試合後にはブアカーオ本人と話し「この先もRIZINで戦いたいと強く言ってくれたので、キックの試合を組む中で一つの軸になるかと思います」と中心人物の一人としての活躍に期待した。
この日の試合後には安保から再戦アピールがあったが「あっていいんじゃないですか。安保も、もうすっかり木村ミノルに興味を失った感じでしたし。いずれにしてもブアカーオを軸に、70キロの中でRIZINの中のキックというものが描けるんじゃないかと感じました」と目を細めた。
大ベテランが存在感を発揮したことで、意外な形でRIZINキックが展開されていくことになりそうだ。












