格闘技イベント「RIZIN LANDMARK 9」(23日、神戸ワールド記念ホール)で、RIZINライト級王者のホベルト・サトシ・ソウザ(34=ブラジル)が中村K太郎(39)にTKO勝ち。試合後は愛妻に〝プロポーズ〟を敢行した。

 試合はまさかの結末だった。開始早々、スタンドの攻防でサトシは積極的に打撃を放ち、ヒットさせていく。1分過ぎには強烈な右ハイキックで、中村の側頭部を蹴りぬくことに成功。尻もちをついた中村の上から、追撃のパウンドを振り下ろす。なんとか立ち上がった相手にさらにパンチのラッシュを仕掛けると、最後は何もできなくなった中村を見たレフェリーが試合を止め、1ラウンド1分43秒TKO勝ちが告げられた。

 試合後、マイクを持ったサトシは、2019年に中村に敗れている兄のマルコス・ヨシオ・ソウザに「兄ちゃん、子供の時に私を守っていろいろ教えてくれてありがとう。あなたのおかげ。愛しているよ」と感謝を伝えた。

 さらに「扇久保と堀口もやっているから…」と話しつつ、何やら関係者から小箱を受け取ると、愛妻のユリさんを呼び寄せる。そしてひざをつき「もう1回、私と結婚してください」と言いながら箱を開けて指輪を取り出し、妻の指に通した。すでに結婚し、子供もいるはずなのになぜ今プロポーズをしたのか?…観客は状況が理解できず、会場には巨大な「クエスチョンマーク」が浮かんだ。

 その後、サトシ自身が明かしたところによると、ユリさんとは7年前に結婚。だが当時は子供が生まれていたことなどもあって書類を提出しただけで指輪も渡せず、披露宴も行えなかったという。そこで今回を選んだといい「みんなの前であげたかった。奥さん、7年くらい待っているから。RIZINでやったら、みんな喜んでもらえる。だから負けたら良くないと思っていました。勝てなかったら(指輪は)あげないつもりでした」と経緯を語った。

 最後に「今年、もっと頑張ります。RIZINのベルト守ります。タイトルマッチやりたい」と王座戦を希望して拍手を浴びたサトシ。今年はここから防衛戦を重ねていくつもりだ。