格闘技イベント「RIZIN LANDMARK 14」(6日、ゼビオアリーナ仙台)で、神龍誠(25)が扇久保博正を破り、RIZINフライ級王者となった。

 1ラウンド(R)は序盤、パンチの打ち合いから神龍が組み付き、テークダウンに成功。後ろから腕を取りつつパンチを放ったが、扇久保もディフェンスして決定打を許さずに立ち上がる。その後、神龍は組み付いてバックを狙いつつ、離れ際に鋭い打撃をヒットさせて有利に進めた。

 2Rも両雄は鋭い打撃を交錯させる。神龍が組み付こうとするが、扇久保がそれを許さずにスピーディーな攻防を繰り広げた。最終3Rは開始前に大歓声が発生。2Rに続き、2人は緊張感のある打撃戦を見せたが、約2分30秒が経過したところで神龍が左のヒジ打ちを扇久保の頭部にヒットさせて流血させた。

 その後、中断を経て再開すると、打ち合いから神龍が組み付いてテークダウン。神龍は下になりながら首を取ってギロチンチョークを狙ったが、脱出されたところで試合終了のゴングが鳴らされた。

 確執のあった両者だが、試合後はハグで言葉を交わす。そしてジャッジ3者に支持された神龍が判定3―0で勝利した。

試合後、扇久保博正(右)と握手を交わす神龍誠
試合後、扇久保博正(右)と握手を交わす神龍誠

 榊原信行CEOからベルトを巻かれて笑顔を見せた神龍は「ヨッシャー!!」と絶叫。さらに「ここまでたくさん悔しい思いして、応援してくれるみんなを傷つけてしまったり泣かせたりしちゃったんですけど、今こうして1つ形にできて、本当に良かったです。僕のことを支えてくれるみなさん、本当にありがとうございました」と話して歓声を浴びる。

 そして戦前から厳しい言葉を交わし合った扇久保に「扇久保…、先生。アナタのことは嫌いだったし、いろいろあったけど、あなたのおかげで強くなりました。ありがとうございました」と感謝を口にすると、父親をケージに呼んでベルトをかける親孝行も見せた。

 その姿に扇久保からは「誠、本当に強くなったな。今までいろいろ言ってごめん」と言葉を送られ、両者は和解の握手。「これからRIZINフライ級世界一の階級にしよう。互いに盛り上げていこう!」と扇久保から呼びかけられ、新王者・神龍は大きくうなずいていた。