新日本プロレス「NEW JAPAN」は20日長岡大会で決勝戦が行われ、「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン」の辻陽太(30)が後藤洋央紀(44)を撃破し初優勝を飾った。

 出場28選手の頂点を決める戦いは、世代交代を狙う新世代戦士・辻と、歴代最多3度の優勝を誇るベテラン・後藤の組み合わせとなった。互いに負けられない両雄は、一歩も引かない意地の張り合いを展開する。

 コーナーに飛び乗ってからのダイビングフットスタンプを決めた辻だったが、70CROSSを回避されるとPKで反撃を許す。GTRだけは阻止するが、ヘッドバットの連発から昇天・改でマットに叩きつけられてしまった。

 これを何とかカウント2で返すも、後藤の猛攻は止まらない。強烈なミドルキックを叩き込まれると、ジーンブラスターもラリアートで迎撃され吹き飛ばされてしまう。

 それでも後藤が今年1月に退団したCHAOSの盟友オカダ・カズチカの必殺技レインメーカーを狙ったところで、辻はカウンターのジーンブラスターを発射。なおも粘る後藤を、助走をつけての正調ジーンブラスターで振り切り栄冠を手に入れた。

後藤洋央紀をジーンブラスターで仕留めた辻陽太
後藤洋央紀をジーンブラスターで仕留めた辻陽太

 試合後のリング上で辻は「新時代の扉が、いま開いたぞ。雨はやんで、帝国の王は去り、でも大丈夫だ。俺はここにいるから。俺が新時代の象徴だ。なあみんな、その先にどんな景色が待っているのか、一緒に歩いていこうぜ」と高らかに宣言。オカダ・カズチカ、ウィル・オスプレイとトップ選手の相次ぐ退団に揺れた団体の救世主に名乗りをあげた。

 これで辻は4月6日両国国技館大会でIWGP世界ヘビー級王者・内藤哲也への挑戦が決定。放送席で解説を務めていた内藤をリング上に呼び込むと「宣言通りNJCで結果を残し、春の両国であなたの前に立つ。このベルト、俺がいただいてやるよ」と豪語した。内藤も「辻陽太…覚悟はいいか? 4月6日、両国大会のメインイベント。俺が辻に、今のロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンのプロレスを存分に堪能させてやるぜ。カブロン!」と辻の決めゼリフを引用しつつ熱望していたLIJ同門王座戦へ腕をぶした。

「覚悟はいいか! 新時代の幕開けだ!」と叫びリングを降りた辻。激動の2024年を送る新日本に、待望のニュースターが誕生した。