新日本プロレス15日の「NEW JAPAN CUP(NJC)」2回戦(大阪・堺)で、「ハウス・オブ・トーチャー(H.O.T)」の成田蓮(26)がザック・セイバーJr.(36)を撃破し8強進出を決めた。勢いに乗る男は準々決勝(17日、静岡)で激突する「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン(LIJ)」の辻陽太(30)、さらにはIWGP世界ヘビー級王者・内藤哲也(41)に対し、皮肉発言の連発で挑発した。

 優勝候補のザックに対し、成田はなりふり構わずH.O.Tの5人を介入させて窮地を脱出。改造プッシュアップバーで殴打してからのダブルクロスで大乱戦を制すると「バーカ、ざまあみろ」と勝ち誇った。

 準々決勝では、昨夏のG1クライマックス公式戦で20分時間切れ引き分けに終わった辻との新世代対決が実現する。もちろん、H.O.Tに魂を売った成田は当時とは別人だ。

 辻は初戦突破後に「俺こそが世代交代の中心だ」と豪語したが、2022年10月の時点で「世代交代」の4文字を主張していた成田は「完全に俺のパクリ」と断罪。「海野(翔太)も含め、オリジナリティーのない猿まね野郎ばかりと新世代でくくられて迷惑なんだよ。辻が中心になれるわけないだろ。内藤と仲良しこよし、どうせ一人じゃ何もできねえクズの集まりだしな」と吐き捨てた。いくら何でも自分のことを棚に上げ過ぎだ…。

 NJC優勝者は4月6日東京・両国国技館大会でIWGP世界王座に挑戦する。王者の内藤はトーナメントの本命に鷹木信悟、対抗に辻、大穴として成田の名前を挙げている。

 しかし、成田は「マジて視野狭すぎ。上斜筋が麻痺してんじゃねえか? 俺がお前からベルト取って休みをやるから、その間にもう一回手術してこいよ」と身内のLIJ勢に偏った予想に反発。「仲間内で自己満足の試合したところで、ロスインゴマニアしか喜ばねえぞ。お前の大好きな、どこかのオーナーが言ってただろ。『マニアがジャンルを潰す』ってな」と内藤を斬り捨てた。

 成田が〝対抗〟辻と激突する17日の準々決勝もう1試合では、H.O.TのEVILが〝本命〟鷹木と対戦する。「内藤の目が節穴だってことを、俺たちが証明してやる。H.O.T同士の準決勝(18日、郡山)が事実上の決勝戦だよ」。反則ざんまいで春の嵐を巻き起こし続ける極悪集団が、このままトーナメントを制圧してしまうのか――。