22年のドラ1で広島の2年目右腕・斉藤優汰投手(19)が故郷で成長の足跡を刻んだ。13日の日本ハム戦。敵地・エスコンフィールドのマウンドに4回2番手で登板。2回無失点3奪三振の好結果とともに、直球の自己最速を更新して故郷を沸かせた。

 4回一死で迎えた打者・マルティネスの2球目だった。外角高めの直球は、自己最速の156キロ。敵の助っ人はスイングもボールはファウルゾーンへとはじかれる威力を見せた。北海道出身で苫小牧中央高出身の右腕にとっては、この日は家族や高校時代の担任教師も駆けつけるなど、文字通りの凱旋登板だった。「地元なのでそういう場所で(最速を)出せたのはシンプルに良かった。テンポ良く、強い球を投げていこうと思いました。いい姿を見せられてよかった」と笑顔を見せた。

 本人は、最速更新をイニング終了にチームメートから伝えられて気づいたと明かしたが、女房役のベテラン・会沢は「アドレナリン出まくっていて、ナイスボールだった。156(キロのボールに)に見えましたね」とうなった。新井貴浩監督(47)も「次にステップアップするための自信にしてもらいたい」と次代のエース候補のポテンシャルを感じとっていた。