日本維新の会の浅川義治議員が12日、衆議院安全保障委員会で木原稔防衛相に対し、「UFO見たことありますか?」と直球質問をした。
まず浅川氏は令和6年能登半島地震に関しての災害対策、将来起こりえる富士山噴火に関しての自衛隊の対策などを質問。
続けて米国防総省の全領域異常対策室(AARO)が先日、「1945年以降のUFO目撃情報は全てありふれた物体や現象の誤認である」との調査報告書を発表したことを説明した。
その上で浅川氏は「であればこそ、現実に他国の兵器であった場合、どう対応するのかということが現実的になってきます。パイロットであった木原防衛大臣、世間で言うところのUFO、何だか分からないものを大臣自身が見たり、周りの人が見たりっていうのを聞いたことありますか? というのも、私が国会でこの質問をし始めたら、何人もの非常に立場のある方が『立場上、表では言えないが、私も見たことある。やはり浅川議員が言うとおり、真剣にやらないといけないんだ』と告白されてるんです。ということで木原大臣、いかがでしょうか?」とストレートにぶつけた。
木原氏は「私は訓練飛行の極めて短い飛行時間ですが、いわゆる未確認のものを目撃したことはありません。加えて私の同僚、先輩、教官に質問したことありますが、いずれも『見たことはない』とおっしゃってました」と回答した。
また浅川氏は「米国防総省が言うところのUAP=未確認異常現象、防衛相が言うところの識別不能の物体の存在は、明確に概念としてあるという前提で、防衛省、自衛隊でも進めているということでいいんですね?」と尋ねた。
木原氏は「AAROが先日、公表したUAPについての報告書を全部読みました。いわゆる地球外生命体みたいなものはノーエビデンスと書いてますので、そういう判断をAAROはしたんだろうと思います。そうなるとUAPは他国によるものであるということになります。私どもとしては識別不能の物体が他国の最新兵器や偵察機であった場合の危機感について日米共通の理解をもって取り組むべきだと考えております」と答えた。
木原氏への質問の前、浅川氏は上川陽子外務相に「外務省としてはUAPの問題について、防衛省あるいは国防総省との情報共有はどの程度、進んでいるのでしょうか」と質問し、上川氏は「空中における識別不能物体について、政府としては防衛省を中心に平素から警戒・監視に万全を期すとともに情報の収集と分析に努めています」と応じていた。
傍聴したUFO研究家の竹本良氏は「今回の国会UAP質疑についてはいくつかの点で収穫があったと思います。上川外務大臣と木原防衛大臣がUAPを公式に認知していること。それと木原防衛大臣や同僚はUAPを目撃してないという残念な結果でしたが、これも一歩進んだ感があります。木原防衛大臣はAAROの報告書を読んでおり、一段と理解が深まっていることも分かりました。浅川議員にとってはUAP某国兵器説だけを注意すればいいのです。その方がUAPについて話しやすいかもしれません。日本はUAP未開国からUAP発展途上国になりつつある現実を目の当たりにした感が強いです」と評価した。










