日本陸連ロードランニングコミッションリーダーの瀬古利彦氏(67)が、東京マラソン(3日、東京都庁前~東京駅前)で女子日本記録更新を狙う新谷仁美(36=積水化学)の活躍に期待を寄せた。

 東京五輪代表の前田穂南(天満屋)が1月の大阪国際女子マラソンで2時間18分59秒のタイムを出し、日本記録を19年ぶりに塗り替えた。1日、都内で行われた東京マラソンの会見で、新谷は「この世界でプロとしてやっている以上は、自分が一番でなければ価値を下げてしまうことになる」と闘争心を燃やし、記録更新に意欲。会見後、瀬古氏は「新谷も力のあるランナー。日本記録をどんどん更新し合って、全体のレベルが高まればいい」と新谷を含めた女子マラソン界の活性化を望んだ。

 新谷はパリ五輪を目指さず、日本記録の更新を重視している。瀬古氏は「(五輪を目指さないのは)寂しい部分もあるが、東京五輪があまりよくなかったので、何か嫌なイメージがあったのかも。年齢的にもここ1、2年が勝負という面もある。目標を絞るのはプラスに働くと思う」と理解を示した。