宇都宮動物園(栃木県宇都宮市)が24日、昨年10月に誕生したホワイトタイガーの赤ちゃん2頭(ともにメス)の命名式を行った。同園が一般募集し、1300通以上集まった候補から「アイカ」「イオリ」が選ばれた。

 2頭は昨年10月14日、父親のアースと母親のシラナミの間に誕生。日々の様子はSNS上にアップされ、同園の人気者になった。

 ちなみに「アイカ」は、栃木県の代表的なイチゴの品種「とちあいか」から、「イオリ」は奥日光の名瀑「庵滝(いおりたき)」にちなんだ名前だという。

 ホワイトタイガーは、インド付近に生息する、ベンガルトラの白変種。野生の個体は1951年、インドで捕獲されたのが最後の記録となっており、現在は飼育下でしか見られないという。全世界で約250頭、国内にも35頭ほどしかいない。

 同園の荒井賢治園長は「(生まれた時は)うれしさよりも『命をつなぐ』という、責任の重大さの方が大きかった」と語る。

 トラは群れを成さない単独行動のため、なかなか雌雄の〝マッチング〟が難しい。場合によっては「メスがオスを攻撃してしまうこともある」(荒井園長)という。しかも希少種のホワイトタイガーとあって、ここまで大切に育てられた。

 この日は同園屈指の〝アイドル〟をひと目見ようと、開演前から50人を超える行列ができるほどの人気ぶりだった。