タイ観光警察は、無許可で占い師として営業し、観光客から「悪運を払う儀式」と称して金銭を受け取っていたとして、インド人の男(36)を逮捕した。逮捕容疑は詐欺ではなく、無許可就労だった。タイメディア「アジアン・ナウ」が先日、報じた。
シン容疑者は7月16日、パタヤ市内のカフェで逮捕された。警察によると、容疑者は占い師として活動していたことを認めているという。
今回の摘発は、住民や観光客から、「宗教関係者のような服装や宗教的な頭巾を身に着けた南アジア系、特にインド人の男たちが、ビーチやレストラン、カフェなどで観光客に声を掛けている」との苦情が相次いだことを受けて実施された。その捜査の結果、シン容疑者の摘発に至った。
観光警察によると、このグループは観光客に「あなたには災いが迫っている」「運気が悪い」などと告げ、災いを取り除けるとして占いや儀式を勧めていた。
シン容疑者は信用させるために赤い糸や神聖な布、幸運の数字を書いた紙などを渡した後、「師匠への謝礼」名目で199バーツ(約962円)から料金を請求。さらに数千バーツの「カルマ(業)の浄化儀式」を勧めていたという。
また、支払いを拒否した人の中には、威圧的に支払いを迫られたと訴えるケースもあった。
7月16日午後1時20分ごろ、観光警察の捜査員は、事前に張り込みを行い、現場を撮影した上でパタヤ市内のカフェに立ち入り、シン容疑者が観光客に占いをしているところを確認した。
その後、旅券や就労許可証を確認したところ、有効な就労許可証を所持していなかった。
占いを受けた観光客2人は警察に対し、「男から『あなたは悪運に見舞われている』と声を掛けられた後、1人199バーツの占い料金を請求された」と証言。実際には2人とも、それぞれ200バーツを電子決済で支払ったという。
その後、シン容疑者は1900バーツの追加料金で「カルマを取り除く儀式」を勧めたが、2人は「所持金が足りない」として断った。
シン容疑者は「外国人が許可なく就労した罪」および「就労許可証を取得せずに就労した罪」に問われ、パタヤ市警察署で法的手続きが進められている。












