大谷翔平投手(29)が所属するドジャースにはワールドシリーズ制覇はもちろんだが、もう一つ夢がある。
地元紙ロサンゼルス・タイムズは2日(日本時間3日)、「大谷翔平がドジャースを大リーグ最後の400万人にできるだろう理由」という記事を掲載。「2013年以降の輝かしい夏、駐車場でのそれほど輝かしくない渋滞にも関わらず、ドジャースはまだMLB観客動員数の聖域に達していない。大谷翔平はそれを解決するためにここにいる。野球最大の魅力が加わったことで、球団史上初の観客動員数400万人に達成する可能性がある」と、ドジャースが長年目指してきた年間観客動員数400万人という栄誉をついにつかむ時が来たことを伝えた。
米データ分析サイト「ベースボール・リファレンス」によれば、過去10年でドジャー・スタジアムの最大の年間観客動員数は19年の397万4309人で、400万人まで2万5691人足りなかった。パンデミックだった20年を除き、13年から23年まで各試合の平均観客動員数は常に4万5000人を超え、年間観客動員数もメジャー1位を誇っている。
同紙は「平均観客動員数が8万人をも超えるNFLは試合数が少なく到底400万に達しない」「スペインのサッカーチームFCバルセロナは22~23シーズンのホーム19試合で、平均観客動員数は8万3498人だが、年間にすると160万人にしかならない」と世界の人気スポーツチームの観客動員数とも比較。「スポーツビジネスの専門家らとも話し合った結果、我々の知る限りドジャースは、どのスポーツのどの場所においても、シーズン中に400万人のファンを集めることができる唯一のメジャースポーツチームだ」とした。
大リーグでは過去に4チームが400万人に達している。ブルージェイズ(1991~93年)、ロッキーズ(93年)、ヤンキース(05~08年)、メッツ(08年)だが、その後は6チームの収容人数が4万人を切るなどスタジアムのサイズは全体的に縮小傾向にある。大型スタジアムは最大収容5万6000人を誇るドジャース以外ではロッキーズとアスレチックスのみ。「ロッキーズは全試合で立ち見席を完売する必要があり、アスレチックスはシートで覆っている部分もファンで埋める必要があるから、どちらもできないだろう。ドジャースだけがどのMLBチームにもできない400万人に達することができるのだ」
大谷の移籍初戦となるパドレスとの開幕戦(3月20日、韓国・高尺スカイドーム)のチケットはわずか8分で完売。ドジャー・スタジアムで3日(同4日)に開催するファン感謝イベントはこれまでの無料から今年は有料(1枚10ドル=約1460円)となったが、これもソールドアウトとドジャースは空前の〝大谷フィーバー〟に沸いている。メジャーで数々の記録を打ち立てている大谷だが、今度はメジャーどころか、観客動員の〝世界記録〟を塗り替えそうだ。









