北京五輪期間中にドーピングの陽性が発覚したフィギュアスケート女子のカミラ・ワリエワ(17)に4年間の資格停止処分が下った件をめぐり、ボクシング界からも不満の声が上がっている。

 ロシアメディア「sports.ru」は、ボクシングの元世界王者で国会議員のニコライ・ワルーエフ氏(50)が「スポーツ界でロシアを『汚い国』として描こうとしているのではないかと考えている」との書き出しで、ニコライ氏の「トリメタジジンは心臓の薬であり、何の役にも立たない。ワリエワさんは自分を守るために膨大な数の議論を行ったが、法廷では彼女の主張は納得されなかった。しかし、それでも自分自身を守る必要がある」との見解を紹介した。

 さらに他国や世界反ドーピング機関(WADA)の姿勢を疑問視。「ロシアはスポーツにおいていかなる基準にも従わない汚い国として描かれている。しかしスペイン、米国、その他の国では、より重いドーピングが行われている。しかし、制裁や国家ドーピング制度については誰も語らない」と苦言を呈した上で「WADAは絶対的にクリーンな組織でなければならない。しかし、WADAの会長は擁護するつもりの政治的発言をしている。私たちはスポーツのどのような純粋さについて話しているのでしょうか?」と語気を強めた。

 ロシア側からは否定的な声が相次いでおり、騒動はまだまだ続きそうだ。