いざ、魅力発信へ――。サーフィン女子で2021年東京五輪銅メダルの都筑有夢路(22=木下グループ)が本紙の単独インタビューに応じ、競技普及への思いを明かした。女子の第一人者として世界で戦うサーファーは〝カッコ良さ〟を伝えようと奮闘中。金メダルを目指す今夏のパリ五輪を見据え、競技の結果はもちろん、おしゃれ番長としても世界に名をとどろかせる構えだ。
サーフィンが初採用となった東京五輪では、20歳で表彰台に立ち注目を集める機会が増えた。「プレッシャーもあった」と振り返りつつも、周囲の応援が都筑の背中を突き動かした。
都筑 みんな自分に期待しているから「勝たなきゃいけない」と思うようになってしまったことで、自分の演技ができなくなってしまったこともあった。でも今まで感じたことのないぐらいの応援をもらえたり、おじいちゃんから小さい子たちにまで声をかけてもらう機会が増えた。本当に自分のパワーになっています。
昨季の前半戦は満足な結果を残せなかったものの、後半戦にかけて復調。パリ五輪最終予選を兼ねたワールドゲームズ(2月、WG=世界選手権相当)の日本代表にも選出されるなど、一歩ずつ階段を上っている。
都筑 東京五輪の表彰台では、隣にカリッサ(・ムーア=米国)がいて、メダルの色をぱっと見た時に「やっぱ金メダルはいい色だな」と思った。自分も次はやっぱり「金メダルを取りたい」という気持ちでパリには挑んでいる。東京五輪はみんなの応援のおかげでメダルを取れたので、パリでもみんなに応援してもらえるような選手でいたいし、これからもずっとそういう選手でいられるように過ごしていきたいです。
金メダルロードを突っ走る一方で、インスタグラムでは自身の様子を積極的に発信。おしゃれに関しても、競技同様に特別なこだわりを持っている。
都筑 服装の面でもいい意味で「スポーツ選手なの?」みたいな感じでありたい。何かジャージーだけじゃなくて、服装の面でも「サーフィンって〝カッコ良い〟スポーツ」と伝えたい。普段は遠征が多いので、いかに少ないアイテムでおしゃれにできるかというのを考えている。個人的にはスエットはちょっとアレンジを加えただけでおしゃれになるので、自分の中で結構使えるアイテムですね(笑い)。
五輪競技になったことで認知度は上がったが、メジャースポーツとは言い難いのが現状だ。「もっとサーフィンを取り上げてもらえるようになりたい」。海を愛するアスリートは、あらゆる視点から競技の普及に努めていく。
☆つづき・あむろ 2001年4月5日生まれ。神奈川県出身。父と兄の影響で11歳からサーフィンを始め、15歳でプロ入り。16歳から海外ツアーを転戦した。19年にはスペインで行われた「チャンピオンシップツアー」の下部ツアー大会で優勝。世界の舞台で頭角を現すと、サーフィンが初採用となった東京五輪で銅メダルを獲得した。名前は母が「男の子っぽい名前が良い」と、先に響きを決めてから漢字を考えたという。159センチ。












