ロシアの大統領選が3月に行われる。33人が中央選管に立候補の書類を出し、11人が受理された。プーチン大統領が80%以上の得票率となるかどうかだけが焦点で、信任投票と化している。そんな中、美容インフルエンサー候補が注目を集めている。
選管は、ウクライナ戦争終結と政治犯の釈放を公約に掲げるテレビジャーナリストのエカテリーナ・ドゥンツォワ氏の出馬を禁止した。書類の不備だという。ライバルにはならないとみられるが、プーチン氏の意向が働いたといわれている。反体制派指導者のアレクセイ・ナワリヌイ受刑者は政治犯として服役中だ。
無風の選挙戦となりそうだが、注目を集めるのは美容インフルエンサーのラダ・ルスキフ(39)だ。12月29日にロシアのSNS「テレグラム」に「最終日に書類を受け取った中央選挙管理委員会、特に中央選挙管理委員会委員長に感謝します」と記した。
ロシア事情通は「ラダはインスタグラムとテレグラムなどでトータル80万人以上のフォロワーを持つ人気インフルエンサーですが、かなりの〝変人候補〟。プーチンがまともで有能に見え、プーチン人気を高めるためだけに出馬を許可されたようなものです。反体制派、民主主義推進派は候補者から排除されたので、公正な選挙をやるという体裁を整えるためもあり、クレムリンが白羽の矢を立てたという話もあります」と指摘する。
ラダは「なぜ世界がロシア人についてこれほど不満を言うのか、私はよく理解しています。なぜなら、現時点ではロシアは美女と優れたメークアップアーティスト以外には何も世界に与えていないからです。ロシア人も成長しないといけない」と主張している。
プーチン氏に勝つつもりはないというが、選挙に注目は集まりそうだ。












