1日午後4時過ぎに起きた石川県能登地方を震源とする大きな地震は、元日のテレビ放送にも影響を及ぼした。
気象庁ホームページによると、最初の地震は午後4時6分に観測したマグニチュード(M)5・7で最大震度は5強。同4時10分発表だった。さらに、4時18分にM6・1、5強(同4時23分発表)、同4時10分にM7・6、7強(同4時24分発表)などと別地震の続報があり、警戒が呼びかけられた。
この時間、NHK総合ではサッカーの日本代表対タイ代表戦が日本の5―0勝利に終わった直後で、中継では日本の勝利を喜ぶ日本関係者らのインタビューなどが流れていた。NHKはただちに地震速報に切り替わったが、最初の地震については津波の心配はないとの初報が伝えられた。
ところがその後、続震で恐るべき様相をあらわに。揺れは関東など広範に及び「東日本大震災を思いだしてください」とNHKなどで呼びかけられた。津波の予想高は最大3メートルだった。サッカー放送を打ち切ったNHKは当初からアナウンサーが「すぐに逃げてください」と悲壮な調子で声を張り上げていたところ、4時22分ごろ、気象庁から大津波警報、最大高さ5メートルの推定が発表されて事態は一変した。
折しも元日。民放は一部で地震をテロップで伝えるも、おおむねバラエティー番組などを放送していた。しかし、同4時4時15分ごろには多くの局が地震速報に切り替えた。そのころ、世相の速報とは一線を画した姿勢で注目されるテレビ東京は、プログラム通り過去の人気ドラマ「孤独のグルメ」の放送を続け、松重豊が麻婆丼を堪能していたが、数分後には地震情報に切り替わった。
テレ東の編成については「さすがに地震報道に切り替えたよね。そのまま孤独のグルメ続けるには、松重さんお気の毒すぎだよ」と気遣う視聴者コメントもあった。











