オンラインで販売したクリスマスケーキがぐちゃぐちゃに崩れた状態で購入者に届けられた問題で百貨店大手の高島屋は27日、記者会見を行った。問題発生の原因が明かされるかと思いきや、「特定できない」としたことに批判の声が上がっている。

 高島屋は横浜市のフランス料理店「レ・サンス」が監修したクリスマスケーキ(税込み5400円)を2879個販売。埼玉県の菓子メーカー「ウィンズ・アーク」が製造し、冷凍したものをヤマト運輸が配送したが、購入者から「ケーキが崩れている」との苦情が26日までに1207件あり、そのうち807件でケーキの破損を確認したという。

 会見で高島屋の横山和久専務は、製造したウィンズ・アーク、配送したヤマト運輸を調査した結果、「誠に遺憾ながら、原因の特定をすることは不可能という判断に至った」と釈明。その理由について「当時と全く同じ環境を再現するのは現実的に極めて困難。したがって、ピンポイントで原因を特定できない」ためと話した。

 まさかの原因不明に多くの人が腰砕けになるなか、マーケティングに詳しい広告代理店関係者は「本当は原因が特定できていても、信用問題に関わるから原因不明としている可能性はある」として、こう話す。

「高島屋はバレンタイン商戦に向けて短期バイトを募集している求人広告が散見されます。百貨店業界はかつての勢いはなく、さらにコロナ禍で熟練したパート職員を解雇して人件費を削減したことで、今では多くの現場でスキマバイトを大勢雇っていて、トラブルが起きると危惧されていた。今回の問題はこうした人件費削減に起因している可能性があります」

 原因不明とした高島屋の会見内容には、SNSでも「販売業者として最低の発表」「今後、高島屋で物を買いたい奴は覚悟して購入しろと言ってるに等しい」と厳しい声が多数噴出。最近、危機管理で多くの企業・組織が〝やらかし〟ているが、果たして高島屋は大丈夫か!?