「モンスター」に新たな勲章が加わりそうだ。ボクシングのWBC&WBO世界スーパーバンタム級王者の井上尚弥(30=大橋)は26日に東京・有明アリーナでWBA&IBF同級王者マーロン・タパレス(31=フィリピン)に10ラウンド1分2秒でKO勝ちし、4団体統一を果たした。
史上2人目となる2階級での4団体統一。英メディア「BBC」は「井上はWBAとIBFのベルトを加えるため容赦ないパフォーマンスを見せた」と指摘し、スペイン紙「マルカ」は「井上がまたやってくれた。スーパーバンタム級でも成し遂げた」と報道。欧州メディア「ユーロスポーツ」は「井上は誰もが認める王者になった。歴史に名を残した」と伝えた。
この快挙により、専門誌「リング」が定めるパウンド・フォー・パウンド(PFP、階級差を超えたランキング)で1位(井上は現在2位)返り咲きが期待されているとともに、新たな勲章を手にする可能性が高まっている。それが同誌が選定している年間最優秀選手賞「ファイター・オブ・ザ・イヤー」(MVP)の受賞だ。
英紙「サン」は「一体、誰がこの男を倒すのだろうか」と井上の偉業をたたえた上で「議論の余地がないチャンピオンとなった井上は2階級の絶対王者となった。(史上初の2階級4団体統一を果たした)テレンス・クロフォード(36=米国)とともにファイター・オブ・ザ・イヤーのタイトルを狙うことになるだろう」と報じた。
1928年から選定されているボクシング界で最も権威のある賞。井上が受賞すれば、日本人初の快挙となる。来年1月に発表されるが、PFP1位に返り咲くとともに世界ナンバーワンの座を獲得できるか。












