元K―1王者でボクシングの前東洋太平洋スーパーバンタム級王者の武居由樹(27=大橋)が26日に東京・有明アリーナでマリオ・ディアス(28=メキシコ)と54・5キロ契約の8回戦に臨み、戦慄の左ボディーでまたもやKO勝ちを収めた。

 武居は11月に東洋太平洋王座を返上。バンタム級での世界王座奪取を目指し、今回が階級転向後の初戦となった。相手はK―1時代を通じても初めてのメキシコ人だったが、全く寄せ付けず。1ラウンド(R)では距離をキープしながらジリジリと歩み寄りつつパンチを放ってダメージを与える。2Rもそのままペースをつかむと、終盤に右のフェイントから強烈な左のボディーを打ち込むことに成功。これでディアスはマウスピースを吐きだしながら倒れて、のたうち回るように悶絶。そのまま立ち上がれず、2R2分23秒で武居のKO勝ちが告げられた。

 これでボクシングデビューから8連続KO勝ちとなった武居は「早いRでまた倒せたのが良かったです。今回もたくさんの方々が見に来てくれたので、それが目に入ってパワーをもらいました」と笑顔を見せる。バンタム級での戦いについて「体重調整とかは全然いけたので、世界に行けるようにもっと頑張らないといけないなと思っています」。初めてのメキシコ人ボクサーとの対戦を「思っていたよりリズムがつかみにくいかなとは思いました。でも特別やりにくいとかは感じなかったです」と振り返る。そして「まだまだ自分の満足している〝完成形の武居由樹〟ではないので。(次戦は)来年すぐ来ると思うので、それに備えて精進しようと思います」と力強く話した。着実に世界に向けて前進する〝足立区の武居〟から目が離せない。