今オフのFA市場のランク1位の大谷翔平投手(29)と2位の山本由伸投手(25)の両獲りに成功したドジャースは「スター揃いの映画『オーシャンズ11』だ」と、FOXスポーツのスポーツ・パーソナリティー、コリン・カウハード氏が自身のマルチメディア(ラジオとテレビ)番組「ザ・ハード」で解説した。「オーシャンズ11」はジョージ・クルーニーとブラッド・ピットが共演し、2001年に公開されると全世界で大ヒットした。

 大谷に続き、山本も獲得したドジャースに他球団ファンなどから不満の声が相次いだが、同氏は「『野球にとって悪い』などと言うのはナンセンスだ」とバッサリ。

「野球にとって悪いのは(人気の薄い)レイズがワールドシリーズに出たり、大谷がカナダ(ブルージェイズ)の一員になったり、アナハイムにとどまることなどだ。セリーナ・ウィリアムズがテニス界を17年間トップだったのは悪いことではなかった。最高視聴率を記録したからね。タイガー・ウッズがゴルフ界に15年君臨した時も同じ。彼が去った後、視聴率も下がってしまった」と強さは正義と強調するとこう続けた。

「これ(ドジャース)は今や、オーシャンズ11なのだ。ブラッド・ピット、アンディ・ガルシア、ジュリア・ロバーツ、マット・デイモン、ドン・チードル。これだけのスター俳優が揃っているなんて確かにフェアではないが、野球は年俸制限がないからいつだってフェアではないのだ。それに2人のスターを追加したからって、野球を支配できるとは限らない。向こう7~8年で2回ワールドシリーズに行けたら、恐らくドジャースはハッピーだ」

 その上で「マイケル・ジョーダンがいた頃のブルズのような人気を博す可能性があり、野球は一度もそこまでの人気を達成したことがないから、これは野球にとって素晴らしいこと」と期待を寄せた。

 無観客の20年を除き、10年連続で観客動員数トップをキープしているドジャース。ベッツ、大谷、フリーマンとMVP受賞者がそろった超強力打線に日本のエース・山本が加わった来季はどこまで突き抜けるのか。楽しみだ。