圧勝は揺るがない? ボクシングのWBA&IBF世界スーパーバンタム級王者マーロン・タパレス(31=フィリピン)との4団体統一戦(26日、東京・有明アリーナ)に臨むWBC&WBO同級王者・井上尚弥(30=大橋)に、大手ブックメーカーが軒並み圧倒的なオッズを設定している。

 決戦を控えた25日、計量を55・2キロでパスした井上は「フィット感がかなりあると思います」と手応えを口にする。同級転向初戦となった今年7月のスティーブン・フルトン戦までの調整で得た教訓を生かし「もっとプラスに仕上げることができたかな」と笑み。試合に向けて「試合前日なので、内に秘めたものはあります」と静かに闘志をみなぎらせた。

 井上勝利を確信させるのが、英国の各大手ブックメーカーがつけるオッズだ。「bet365」「ウィリアムヒル」「ベットウェイ」と各社とも25日現在、井上は1・05倍で、もし1万円かけて的中しても500円しかもうからない。一方のタパレスは9~10・5倍と圧倒的な差がついている。海外でも井上の圧倒的有利を予想する声がほとんどということだ。

 決着ラウンド(R)は各社でわずかに差があったが、それでも5~7Rでの井上勝利の倍率が低い。「ベットウェイ」では5Rと6Rに井上が勝利するオッズがともに8倍ともっとも低く、1、2、3Rでタパレスが勝利するオッズはなんと126倍にはね上がった。「序盤様子を見つつダメージを与えた井上が、中盤ギアを上げて一気に仕留める」というシナリオを誰しもが描いているということか。

 世界中が圧勝しか予想できない中、モンスターがどんな戦いを見せるか注目だ。