ロシアの中央選挙管理委員会がウクライナ戦争終結と政治犯の釈放を公約に掲げるテレビジャーナリストのエカテリーナ・ドゥンツォワ氏の出馬を禁止した。ロシアの独立系メディア・メドゥーザが23日、報じた。

 2024年3月に行われるロシア大統領選にドゥンツォワ氏が先月、無所属での立候補を表明した。このジャーナリストはウクライナ戦争終結と、政治犯アレクセイ・ナワリヌイ氏の釈放を公約に掲げ、専制君主プーチン大統領に挑戦しようとしていた。しかし、選挙管理委員会が立候補登録申請書に100以上の間違いがあったとして、全会一致で立候補を拒否した。ドゥンツォワ氏は、この決定に対して最高裁判所に上訴するつもりだという。

 政党からの推薦があれば立候補できるということで、ドゥンツォワ氏は野党ヤブロコ党に推薦を呼び掛けたが、同党創設者グリゴリー・ヤブリンスキー氏は「くだらない話をする必要はない…ヤブロコはドゥンツォワを指名することはできない。なぜなら、私たちは彼女のことを知らないからです」と拒否した。これで次期選挙でプーチン大統領の敵はいなくなった。

 ドゥンツォワ氏はロシアのSNSテレグラムで「この政治的決定により、私たちは自らの代表を持ち、公式の言説とは異なる見解を表明する機会を奪われた」と述べた。