鈴木宗男参院議員は20日、国会内で開いた自身が主宰する「大地塾」で、自民党派閥の政治資金パーティー券をめぐる裏金疑惑問題に言及した。

 東京地検特捜部は現在、東京・千代田区平河町の同党最大派閥「清和政策研究会」(安倍派)と「志師会」(二階派)の両事務所を家宅捜索(19日)を行った際に押収した資料の解析を進めている。

 宗男氏は同党派閥事務所に強制捜査が入ったことをどうみているのか。「不思議でならないのは(同党議員が)派閥パーティーでなぜ正直に(政治資金収支報告書に記載し総務省へ)届け出を出さなかったのか。派閥のパーティーで裏金をつくる必要はないです。(政治)活動費はいくらでも出してもいいわけですからね」。

 自民党はかつて三木武夫氏、田中角栄氏、大平正芳氏、福田赳夫氏、中曽根康弘氏の歴代総理大臣経験者の名前を1文字を取って〝三角大福中〟といわれた派閥政治の時代があった。

「私が知る限り〝三角大福中〟といわれた時代は、その派閥のトップリーダーの力で(政治資金を)集金して面倒を見てくれたものです。ところがだんだんとリーダー自身が1人で(資金を)集めることが大変になり、派閥の幹部が上納して派閥を運営していくという時もあった。しかし、幹部が代わることで集金の枠が狭まったりしましたから、そこで(政治資金)パーティーとなっていったんです」

 宗男氏は同党で竹下派に所属した時代を振り返りながら、同党の裏金問題についてこう持論を述べた。

「派閥幹部から『鈴木宗男は(パーティー券)50枚だ』と言われたら、50枚を売ります。それ以上に売ったら、派閥からきちっと返してもらえる。それ(ノルマ以上に売った同券分)は『派閥からいただきました』と言って、政治資金管理団体に自分のを入れて(総務省に)届け出を出せばいいわけですから、難しい話ではないんです。当たり前のことを怠っていたことは不思議でなりません」