Jリーグが19日の理事会で、2026―27年シーズンから秋春制に移行することを決定した。

 移行後最初のシーズンは26年8月1週頃に開幕。12月2週頃の試合後から27年2月3週頃の試合までをウインターブレーク期間として中断する。そして27年5月最終週頃に閉幕するというスケジュールだ。

 会見した野々村芳和チェアマンは、14日の実行委員会で唯一反対票を投じたJ1新潟への対応について「そういう意見があったからこそ、前に進んだ。決断に至ったなら、いいサッカー界をつくっていくという意思表示もいただいている。一緒に進んでいける」と一枚岩を強調した。

 ひとまず移行が正式決定したが、まだ課題は山積。その一つが〝ゼロ円移籍〟の増加への懸念だ。欧州主要リーグと同じ秋春制になることで、契約期間が満了するタイミングが同じとなり、移籍金なしで海を渡るケースが増えるとの指摘が出ているのだ。

 こうした懸念に対して野々村チェアマンは「ゼロ円で移籍されてしまわないようにする役割は、クラブの強化担当者には絶対的に求められることだ。そういうマインドに立って、世界と勝負できるGM(ゼネラルマネジャー)とか強化部長が増えていくことが最も大事な部分だ」と猛ゲキを飛ばした。

 続けて「すぐに世界の競争に勝てるとも思えないので、今は対症療法的なものは必要になるとは思うが、僕らが本当に目指していかなければいけないのは根本治療」と世界と渡り合える人材育成の重要性を強調。移行後はクラブの底力が問われそうだ。