卓球女子シングルスで世界ランキング5位の早田ひな(23=日本生命)が中国攻略の糸口を模索している。
16日に行われたWTTファイナル(愛知)のシングルス1回戦では、2021年東京五輪女王の陳夢(中国)と対戦し、2―3で惜敗。金星はならなかったが、日本協会の宮崎義仁専務理事は「最近は中国選手に何試合か勝てるようになってきている。今回の試合も勝つチャンスはあった」と一定の評価を下した。
紙一重の戦いで勝敗を分けたのは「気持ちの差」だ。陳夢はゲームカウント2―1でリードされた第4ゲーム前にユニホーム交換で間をとるなど、なりふり構わない姿勢で挑んできた。宮崎専務理事は「最後はラリーの時にちょっと早田選手が後ろで、陳夢選手が前だった。攻めようと考えている選手は前に出て、ラリーを長くやろうと思う選手は後ろに下がっていく。本当は早田選手の方がなりふり構わずいかないといけないが、ちょっと受け身になってしまった」と指摘した。
試合後には早田自身も、あらゆる展開を想定することの大切さを痛感。代表の座を確実にしている24年パリ五輪前に、貴重な経験を積めたことは大きなプラスだ。宮崎専務理事は「大一番の時に『あの時、受け身になってしまって負けた』ので『今回はなりふり構わずいくぞ』という心境になれると思う。ただの負けじゃなくて、次に成功するためのいい経験ができたのでは」と期待を寄せている。
悲願のパリ五輪金メダルに向けて、一つひとつの学びをさらなる成長につなげたいところだ。











