立ち打撃格闘技イベント「RISE WORLD SERIES 2023 FINAL ROUOND」(16日、東京・両国国技館)の総括を伊藤隆代表(53)が行い、大みそかの総合格闘技(MMA)挑戦が決まった那須川天心の弟・龍心の背中を押した。

 大会ではまず第1試合で那須川天心の弟・龍心が、龍太郎に3ラウンド(R)TKO勝ち。その試合後、リング下で観戦していたRIZINの榊原信行CEOに大みそかの格闘技イベント「RIZIN.45」(さいたまスーパーアリーナ)への参戦を直訴し、総合格闘技(MMA)戦デビューが決定した。

 これに伊藤代表は「MMAをやりたいという部分で、天心と同じ道を歩むんでしょうけど。イバラの道でしょうけど、やってみろと送り出したい気分です」とバックアップを約束。

 兄・天心は2016年12月29日のRIZIN初参戦では総合格闘技(MMA)に挑戦し、ニキータ・サプンに見事勝利しているが「龍心は兄がすごすぎて、期待されすぎて伸びきれていないところがあるので、荒治療でやって、というのも面白いんじゃないかと思います。数%でも可能性があるなら背中を押してあげたい」と話した。

 また、欧州最大のキックボクシング団体「GLORY」との対抗戦では、エースの原口健飛がエイブラハム・ヴィダレス(メキシコ)に2RKO勝ち。GLORY世界フェザー級1位のヴィダレスを下して、GLORY同級王者ペットパノムルン・キャットムーカオ(タイ)への挑戦権を手にした。

 伊藤代表は「素晴らしかったですね。よくあの体勢から打てると思うんですが、さすがですね。素晴らしい勝ち方なので、来年できれば上半期にペッチとタイトルマッチをやらせたいと思います」とGLORY側と交渉に臨むとした。

 また、アフマド・アコーダッドに勝った中村寛が試合後、木村〝フィリップ〟ミノル選手との対戦を希望。しかも「〝ドーピングあり〟でやりましょう。単純に木村選手が一番強い状態で戦いたい」とまさかのドーピングOKマッチを表明した。

仰天要求を行った中村寛
仰天要求を行った中村寛

 これには伊藤代表も「本人に『体重合わないでしょ』って言ったんだけど『体重合わなくても、ステロイドやっててもいいんで』って言うんです。本人はやりたいんでしょうね」と苦笑いだ。

 さらに「木村選手がどういう状況かもわからないですし…。やるならRIZINとかじゃないですか? うちはちょっと…。RIZINで起きた陽性のことなので、そこはRIZINで完結してほしいです」と願った。