廃部も再建もいばらの道――。日大は15日、都内で臨時理事会を開き、違法薬物事件が起こったアメリカンフットボール部の廃部を決定した。一方で大学側は「いったん廃止(廃部)とした上で、同部の再建を検討する予定です」と説明。廃部決定直後に早くも〝復活〟に言及したとあって、ネット上では「廃部にする意味がないのでは」などと疑問の声も上がった。
日大は今季リーグ戦に出場していないが、1部のTOP8に所属。関東学生連盟によると、大学から廃部の申し出があった際は、手続きを経て退会となる。仮に再建策が講じられ最下部の3部リーグから再出発するにしても、選手たちには厳しい環境が待っている。
大学アメフト関係者は「新しくスタートしても、日大の強さ的に、3部のチームと試合をすれば相手に大ケガをする人が出る。コンタクトスポーツなので、それは一番気を付けないといけない」と指摘。その強さゆえに、下部リーグから再起を図っても、相手チームから敬遠される可能性がある。
レベルの高い舞台を望み、個人で社会人チームでのプレーを選択する選手もいそうだが、同関係者は「普通に交流戦をしているし、トップリーグで通用する学生もいると思う。ただ、今の3、4年生だったら大丈夫だと思うけど、1、2年生がトップアスリートの中でやるのは危ないと思う」と誰もが可能ではないという。
日大は部員について「活動の場として新たな受け皿を設けるなど、学生には不利益が生じないよう競技スポーツ運営委員会が中心となって支援して参ります」と表明しているが、混乱は必至と言えそうだ。













