元K―1の世界3階級制覇王者・武尊(32)が30日に都内で会見し、シンガポールの格闘技イベント「ONEチャンピオンシップ」来年1月28日の東京・有明アリーナ大会で、ロッタン・ジットムアンノン(26=タイ)とキックボクシングルールで対戦すると発表した。

 ONE本体としては19年10月以来、約4年ぶりになる日本大会に出場することになり、「K―1から来た武尊です。(ONEでの)デビュー戦が決まって、日本で試合ができることをうれしく思います」と意気込んだ。

 対するロッタンは現ONEムエタイ世界フライ級王者の強豪。日本では18年6月に、〝神童〟こと那須川天心に5ラウンド(R)+延長1Rで僅差の判定負けを喫したものの、互角の激闘を繰り広げて注目を集めた。

 その強豪との対戦に武尊は「ずっと戦いたかった。世界で活躍する世界トップの選手だと思う。気持ちで戦うスタイルで、僕も同じ気持ちで戦うスタイル。世界最高の殴り合いができると思うので期待してください」と語った。

 那須川とロッタンの試合内容を意識するか問われると「格闘技において三段論法というか『誰に勝ったから誰より強い』というのは存在しないと思います。だからロッタンに勝ったからと言って天心に勝ったとは決して言えないですが、ロッタン選手に勝つことで『THE MATCH』のことに決着がつけられるのかなと。自分の中でのケジメとして勝ちたいです」と決意を口にした。

 ファイトスタイルが似ていることもあってK―1時代から意識していた相手だとして、「その後に天心選手と戦ったりONEでチャンピオンになったりして戦いたい気持ちが強くなりました。ONEと契約させてもらったのもロッタン選手と戦いたいと思ったからなので」と明かす。

 日本での試合は昨年6月に行われた「THE MATCH」の那須川戦以来になるだけに「日本のファンのみなさんに最後に見せたのが負ける姿なので、ずっと悔しい気持ちを持っていますし。フランスの復帰戦に勝つことができたので、日本のみなさんの前で勝つ姿を見せたいです」と拳を握った。

 一方、その攻撃力から〝破壊神〟の異名を持つロッタンは「こうして日本に戻ってこれてうれしく思います。天心と戦ってからまた日本に来るのが夢でした。必ず楽しんでもらえる試合にしたい。KOで決着をつけたいと思います」と笑顔。武尊と拳を交えることになり「この勝負は待ち焦がれていました。いい技術を持ったいい選手だと思う。ファンのみなさんの期待を裏切らない戦いをするつもりです」と激闘を予告した。