格闘技イベント「Impact in Paris」(24日、フランス・パリ)でベイリー・サグデン(英国)に5ラウンドKO勝ちでISKA世界ライト級王者となった武尊(31)が29日、東京都内で勝利報告会見を行った。
昨年6月「THE MATCH」(東京ドーム)で那須川天心に敗れて以来、約1年ぶりの再起戦を最高の形で飾った。この日の会見では「普段と違うこともたくさんあったんですけど、すごいいい経験になったし。過去の試合の中でも一番楽しめたというか。試合前から含めてですけど、格闘家の喜びを感じられたし。『武尊の試合はこんなにすごいんだぞって見せつけてやろう』って、いいエネルギーで試合ができて。また格闘技が好きだなって思いました」と充実の表情で振り返った。
次戦の標的はかねて対戦を熱望していた現ONE世界フライ級ムエタイ王者ロッタン・ジットムアンノン(タイ)しかいない。「僕は準備ができてるので。すぐにやりたいですね」と目を輝かせた。
ロッタン戦の実現にこだわる理由には、天心の存在がある。ロッタンは2018年6月に天心と対戦し、延長判定で敗れたものの大接戦を演じた。武尊は「天心選手に負けてリベンジしたい気持ちはすごくあったんですけど、ボクシングに行って頑張っているので。違う形でのリベンジじゃないですけど。自分の中のケジメとして、僕がロッタン選手にKOで勝てば僕自身が納得できるのかなと。僕は、そこしか格闘技を続ける理由が今ないというところがあります」と説明。三段論法で天心への優越感を得るつもりは毛頭ないとしながらも、ロッタンという相手を通じて自身の強さを証明するためにKO勝利を狙うという。
天心戦後の休養期間には右拳や右ヒザを手術も経験した。「正直、手術もしましたけど100%ではないですし。壊れていくところがすごいあるのは正直なところ。あと何戦できるのかなというのは自分の中であるし。いい練習ができると体も消費されていく部分もある。だからこそ一日も早くロッタン選手とやって、そこを乗り越えたいなと思いますね」と念願の試合の早期実現を見据えていた。












