女子プロレス「LLPW―Ⅹ」の元祖アイドルレスラー・井上貴子(54)が、自身のデビュー35周年記念大会(21日、東京ドームシティホール)で躍動した。

 この日はロックバンド・SHOW―YAの寺田恵子が「限界LOVERS」、歌手でタレントの松本伊代が「センチメンタル・ジャーニー」を熱唱し35周年をお祝い。貴子も自身の名曲「JEWEL」を披露し、観客を沸かせた。

 メインイベントでは盟友の井上京子、マーベラスの桃野美桜と組み、神取忍、全日本女子プロレス時代の先輩・アジャコング、ウナギ・サヤカ組と対戦。

 試合は先発で貴子と神取が対峙し、グラウンドの攻防を展開した。その後、試合は場外戦に移り、両軍が入り乱れる激闘を繰り広げた。

 15分過ぎ、京子と好連係を炸裂した貴子は、ウナギ、神取に裏拳をズバリと決め、優勢に持ち込む。最後は京子がウナギをカナディアンバックブリーカーで担ぎ上げ、コーナーに登った貴子がウナギののど元をわしづかみにしてマットに叩きつける合体技「デンジャラスジャッキー」を決め、3カウントを奪った。

 試合後、神取から「今日はこうやって勝たせて、花を持たせてあげたよ。今日はおめでとう」とお祝いされ、同期の京子からも「ダッコ(貴子)、35周年私たちよく頑張ったね。まだ、あともうちょっと頑張ろうか」と激励された。

 マイクを手にした貴子は「ご来場ありがとうございました。たくさんの方に来ていただけて、うれしいです。まだあと少しだけ、プロレスを続けたいと思います」とファンの声援に応えた。

 バックステージでは、5年後の40周年大会について問われると「30周年の時も聞かれて『(35周年は)ないですよー』って言っていたんだけど、あっという間に過ぎてしまって。でも、どうかな? 何も言わないでおくわ!」。元祖アイドルレスラーは、まだまだ輝き続ける。