バイデン大統領(81)がホワイトハウスで毎年行われている七面鳥〝恩赦式〟に出席し、トークのオチとなるテイラー・スウィフトのくだりを間違えてブリトニー・スピアーズと言ってしまった。米紙ニューヨーク・ポストが20日、報じた。

 米国の感謝祭(毎年11月の第4木曜日。今年は11月23日)では家庭で七面鳥の丸焼きがごちそうとして供される。食用の七面鳥が食べられることを免れるイベントは今年で76回目になる。「リバティ」と「ベル」が食卓に並ばずに済み、バイデン氏から恩赦を与えられることになった。

 20日に81歳となったバイデン氏は「60歳になるのも大変だ」とジョークを飛ばした。そして、オチとして「リバティとベルはビヨンセの『ルネッサンス』ツアーやテイラー・スウィフトの『エラス』ツアーのチケット購入よりも激しい競争を勝ち抜いた」と言おうとした。

 しかし、実際には「ここにたどり着くまでにリバティとベルは激しい競争に打ち勝たなければなりませんでした。ルネッサンスツアーやブリトニーのチケットを入手するよりも難しいでしょう。彼女は体調を崩している。今のブラジルはちょっと暑い」とスピーチ。

 スウィフトはエラス・ツアーでブラジルに滞在。17日から3日間の予定だったが、17日の公演中にファンが熱中症で亡くなり、猛暑のため18、19日の公演を延期していた。

 ニューヨーク・ポストによると、過半数の有権者が世論調査員に対し、バイデン氏は常日頃失言し、不正確な記憶を語るため、次の選挙で2期目を目指すには高齢すぎると答えているという。