フィギュアスケート女子のカミラ・ワリエワ(17=ロシア)のドーピング問題を巡り〝圧力〟を指摘する声が上がっている。

 ワリエワは2022年2月の北京五輪で団体金メダルに輝くも、21年12月のロシア選手権で採取された検体から禁止薬物のトリメタジジンが検出された。ロシア反ドーピング機関(RUSADA)は過失はないとの見解を示したものの、世界反ドーピング機関(WADA)は4年間の資格停止処分を求めている。

 スポーツ仲裁裁判所(CAS)は来年1月末までに裁定を下す見通しと発表している中で、ロシアメディア「SPORT24」は「弁護士のアンナ・アンツェリオビッチ氏はCASが圧力をかけていると考えている」と報道。その背景には、CASが長期間に及んでいる審議を一刻も早く決着させたい思惑があるという。

 アンツェリオビッチ氏は「北京五輪の開幕日よりも2年がたつ前に判断を下したいのだと私は理解している。2か月で判定を下すというのは、CASにとっては非常に早い」と分析。その上で「裁判が長期化しており、彼らはプレッシャーにさらされている。誰もが(団体の)金メダルの行方についての決定を待っていて、多くの関係者が関心を寄せているからこそ、CASはこの件をこれ以上、長引かせたくない」と言い切った。

 ドーピング騒動が勃発して以降、話は平行線をたどっているが、果たして予定通り進むのだろうか…。