フィギュアスケート男子で五輪2連覇を達成したプロスケーター・羽生結弦(28)は、自身初ツアーとなる単独アイスショーでテレビゲームと羽生自身の生きざまを表現している。

 4日にさいたまスーパーアリーナで「Yuzuru Hanyu ICE STORY 2nd 〝RE_PRAY〟 TOUR」が開幕。初日を終え、「自分が表現したいことに多くの方々を巻き込んで作り上げるということに怖さを感じることもあるけど、アスリートとして限界に挑みながらも、いい演技ができるようにまた頑張りたい」と振り返った。

 この公演では、人気RPGゲーム「ファイナルファンタジー」の曲として知られる「いつか終わる夢」や「破滅への死者」など、ゲームに関する曲が多く使用されている。

 羽生はこの意図について「ゲームの中では、繰り返しプレーができるので、命という概念が軽い。それを現実の世界に当てはめたらどうだろうと。夢をつかみにいく原動力のある人間かもしれないし、違う観点から見れば、恐ろしい人間なのかもしれない。人生という選択肢の中で皆さんが何を選んで、何を感じるかということを考えてもらいたい」と熱弁。「ストーリー自体で答えを出してほしいというわけではなく、考えてもらいたい。考えるきっかけの1つであってもらえれば」と解釈はそれぞれに委ねる意図を明かした。

 この日の公演では、チケットは完売。総勢1万4000人の観衆を熱狂させた。羽生はファンとともに、最高のアイスショーを作り上げていく。