フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズに向けた会見が8日に都内で行われ、男子の宇野昌磨(25=トヨタ自動車)は〝自己満足〟をテーマに掲げた。

 世界選手権で2連覇を達成してもまだまだ現状には納得していない。「この2年間、自分の思っていた結果を出すことができたけど、演技には満足していない。ジャンプが中心のプログラムになっていて、練習や試合の感想がジャンプを飛べたかどうかだけになっていた」と昨季の後半は苦悩の日々を過ごしていたことを明かした。

 そこで「人間にとってスケートにどんなやりがいを持てるのか、自分が満足できるのかということを考えて、表現力を高めたいという思いを込めた」と新たな高みを追い求めていく覚悟を示した。

 今シーズンは、挑戦的なフリープログラムに臨む。「ジャンプする前のギリギリのところまで表現に力を入れたり、体力をプログラム全体でペース配分するのではなく、前半で使い切るつもりで練習している。まだ未完成だけど、自分が感動できるようなプログラムができたら」とさらなる進化を予告した。