日本維新の会は6日、事前に党に渡航届け出を出さずロシアを訪問した鈴木宗男参院議員について党委員会で「除名」とする方針をまとめた。宗男氏は10月1日にモスクワ入りし、ロシアの政府高官らと会談していた。

 同党の藤田文武幹事長はこの日、国会内で開いた会見で、政府が渡航中止勧告を出す中、ロシアを訪問した宗男氏に対する処分を役員会、党紀委員会で検討した結果、出席者から「除名」を含む重い処分を出す意見が出されたという。

 処分は早ければ10月10日にも正式決定する見込みだ。経緯について藤田氏はこう述べた。

「本日、朝の9時から国会議員団会議の役員会を開催した。そこで鈴木宗男議員の訪ロについてのさまざまなご意見を、みなさまから頂戴した。その後、午前11時から鈴木宗男議員本人にもお越しいただいて党紀委員会を開催した。そこで事実確認や弁明、そしてことの軽重を判断するために事実確認をした。その後、馬場代表と私で鈴木議員と話した。結論として党として処分、アクションをするとして手続き論をしっかりやりたいというふうに考えておりまして、党紀委員会の正式な答申を週明けの火曜日(10日)午前中10時までに私にいただくという運びになりました」

 宗男氏は訪露中、ロシア国営通信社「スプートニク」の取材に応じた際「ロシアの勝利を確信している」と発言。動画も配信されているという。

 これについて藤田氏は「ロシアの『スプートニク』に掲載された約2分から3分ぐらいの動画で、鈴木議員がロシアの勝利を100%確信する、というような(発言が)ありました。これは10分ぐらいのメッセージのようで、その文脈等も含めて鈴木議員から切り取りの部分もあり、誤解の部分もあるんだという趣旨の発言はありました。映像の全文を取り寄せて精査はやります。我々の手続きに瑕疵(かし)があるのも問題ですから、それをやるには少し時間がいるかなということであります。現時点でそれはできていません」と説明した。