世界で初めて脳腫瘍の痕跡が見つかり、体中に骨折の跡が見られるなど、非常に珍しいゴルゴサウルス「ルース」の全身骨格が10月7日から22日まで、ソニーストア名古屋の「恐竜ミュージアム―科学で紐解く恐竜の世界―」で無料展示される。
〝傷だらけのルース〟の展示は今夏、都内で行われた科学博でも行われたが、今回の特徴は至近距離の迫力にある。企画・監修を担当した恐竜世界ナビゲーター・恐竜くん(田中真士氏)による「現時点で世界最高のCG映像」を、ソニー最高技術の機材で再現。また、ティラノサウルス「スタン」の頭骨をはじめ、皮膚や下アゴなど珍しい標本を約20点展示。これらも間近で見ることができる。
「(訪れた)誰もが見られる環境なのは名古屋だけです。恐竜の頭骨と大きなモニターを同時に、この近さで展示するのも初めてです」(長谷川祐貴店長)という。
約3分間のCG映像は極めてリアルだ。映像中にはトリケラトプスとティラノサウルスが対峙する場面が出てくるが、恐竜くんは恐竜映画との違いをこう語る。
「映画ではティラノサウルスが思い切り吠えてから襲いかかることが多いのですが、吠えるというのは基本的に威嚇行為、つまり追い払う行為なので、基本的に野生動物がやることはあり得ない、非常に不自然な行為なのです」
加えて最新の研究で分かった「トリケラトプスは比較的聴覚が鈍く、方向感覚も鋭敏ではない」など恐竜特有の特徴を反映。「ウロコ1つの形であったり、しわの入り方だったり、瞬きのタイミングまで指示しています。また、地域や気候も設定した上で、当時の植生をそのまま再現しています。CG映像として形になったものでは、現時点で世界最高のものになっていると断言できます」と話す。
見るだけでなく本物の化石を使ったワークショップも併設されている。最新技術で太古の生物に思いをはせるのも悪くない。













