4年前の歓喜再び――。ラグビーW杯フランス大会1次リーグD組で2勝1敗の日本は、アルゼンチン戦(8日、ナント)に勝てば、2大会連続の決勝トーナメント進出が決まる。運命の大一番を前に、日本代表応援サポーターを務めるタレントの浅野杏奈(22)が取材に応じ、桜戦士に緊急エール。難敵撃破のキーマンは、チームを長きにわたって引っ張るあの大ベテランだ。

「J SPORTS」のラグビー情報番組「ラグビーわんだほー!」のMCとして、自身の足で多くの選手を取材してきた浅野は、28―22で勝利した9月28日(日本時間同29日)のサモア戦を現地で観戦。「姫野(和樹)選手(トヨタ)がジャッカル(倒れた相手からボールを奪うこと)した後の雄たけびが印象的で、主将があそこまで心を込めてプレーしている姿が見られると、観客側もぐっと心が引き寄せられるというか、胸が熱くなった。チームもより一丸になったんじゃないかな」と一体感が印象に残ったという。

 大会前の強化試合は大苦戦。ラグビーファンからも不安の声が漏れていた。しかし、試合を重ねるごとにチームの調子は上向いている。浅野は「競争心を持って合宿に臨めたところが大きいのでは。6月の千葉・浦安合宿では去年よりもポジション争いに関しての発言が多くなったように感じた。チームを作っていく中でも、お互いをリスペクトし、認め合いつつ、自分のいいところを伸ばしていく形がプラスにつながっているのでは」と要因を指摘した。

 ジャイアントキリングへの期待は膨らむばかりだが、アルゼンチンは昨季リーグワン三重でもプレーしたFLパブロ・マテーラなど、破壊力抜群の攻撃陣が魅力の一つだ。簡単に勝てない相手だからこそ、FLリーチ・マイケル(BL東京)の力が必要不可欠となる。浅野は「リーチ選手はタックルしてすぐに立ち上がって、ディフェンスのラインに戻ってまたタックルするというのをずっと続けている。めげずにぶつかっていく姿勢がすごく大事だと思っているので、日本がピンチの時にリーチ選手が救ってくれるんじゃないかな」と声を大にした。

 次なるステージへコマを進めるためにも、何としても白星が欲しいところ。「アルゼンチンのヘッドコーチも『ディフェンスをして自分たちのいいプレーを出す』と言っていたが、日本も同じだと思う。アルゼンチンの強力FWをしっかり止めて、しっかり守って、そこから日本のいい形で展開して、いいトライが取れたらいいなと思うし、スクラムが最も見どころになるのでは」と展望を語った。

 泣いても笑っても1次リーグは残り1試合。果たして桜戦士はどんな戦いを見せてくれるのだろうか。

☆あさの・あんな 2000年12月25日生まれ。東京都出身。小学3年から6年までラグビー部に所属。中学1年夏にスカウトされ、芸能界入り。16~20年にはアイドルグループ「マジカル・パンチライン」で活動。20年からは日本テレビ系「ZIP!」のリポーターを務めている。また、ラグビー日本代表応援サポーターや「J SPORTS」ラグビーアンバサダーなどを通じ、ラグビーの魅力を発信している。160センチ。