大みそかの主役は――。格闘技イベント「RIZIN」の榊原信行CEO(59)が取材に応じ、年末決戦の展望を語った。秋の2大会を終え、いよいよ年末恒例のさいたまスーパーアリーナ大会に向けて動き出したが、気になるのがカード編成だ。朝倉未来(31)、平本蓮(25)、皇治(34)ら人気選手はどうなるのか。
9月24日の「RIZIN.44」(さいたま)、1日の「RIZIN LANDMARK 6」(愛知)はすったもんだもありつつ終了。ここから「RIZIN LANDMARK 7」(11月4日、アゼルバイジャン)をはさみ、一気に大みそか決戦へと向かう。
年末大会について榊原CEOは「これまでRIZINで磨いてきたストーリーとか伏線を全部詰めこんで『一つの答えが出る』という形でやりたい。そこから来年に向けた期待感を醸成するようなものにしたいと思います」と説明した。
すでに決定的なのが、王者フアン・アーチュレッタvs朝倉海のRIZINバンタム級王座戦、そして4月に因縁の芦澤竜誠にキック戦で敗れた皇治の総合格闘技(MMA)デビューだ。
同じくMMAに転向する芦澤と対戦する可能性も浮上する中、榊原CEOは「ないことはないだろうけど、果たしてそれを(ファンが)見たいのかというのも含めて検討したい」と慎重だ。それぞれが違う相手とMMAデビュー戦をする可能性もあるとした上で「それぞれ何を見せるのかっていうところで比較してもいいだろうし。そこも含めて両選手と詰めたいです」とした。
一方で明確な復帰プランが見えないのが未来と平本だ。未来は7月のヴガール・ケラモフ戦、平本は4月の斎藤裕戦で敗れてから再起のめどが立っていない。最近は両選手と積極的にコミュニケーションを取っていないという。「放任ではないけど、2人の場合はあまり追いかけても僕らが求めている答えに近づかないと思うんです。でも、必ず『戦いたい』という思いが湧き起こってくるはずなので」と〝待ち〟の姿勢を強調した。
ともに賛否を呼びやすいキャラクターということもあり、2人の心境にも理解を示す。「メンタルのダメージは意外に大きかったりすると思う。だから今は、焦らずに長い目で温かく見守ってあげるタイミングなんだろうなと。『鳴くまで待とう、ホトトギス』じゃないけどね」
もちろん大みそかへの出場を期待する一方で、「本人が『ここで締めておきたいです』って感じれば出てくると思いますが、今回の皇治や海のように『何が何でもやってくれ!』ってするタイミングじゃないと思っています」と〝欠場〟の可能性も高いという。両選手とは今月中に話し合いの場を設ける予定だ。
年末に向けて走り出したRIZINは、今年も大いににぎわいそうだ。












