底力を見せる時が来た。2024年パリ五輪予選を兼ねたバレーボール女子W杯6日目(23日、東京・国立代々木競技場第一体育館)、世界ランキング8位の日本は同1位のトルコに1―3で敗戦。通算成績は5勝1敗となり、運命の行方は24日の同4位ブラジル戦との最終戦次第となったが、日本には頼れる〝大黒柱〟がいる。
敗れはしたものの、強敵相手に確かな爪痕を残した。第1セットは相手エースのメリッサ・バルガスのスパイクに対し、日本の守備陣がブロックなどで対抗。25―22で先取した。第2、3セットも一進一退の攻防を繰り広げた。第4セットは苦しい戦いを強いられたこともあり、主将・古賀紗理那(27=NEC)は「特に後半は集中力はちょっと切れて、精度も落ちてしまった」と反省。悔しさをにじませつつも「明日に向けて、またチーム全員でいい準備をしていきたい」とすぐさま気持ちを切り替えた。
古賀は真鍋政義監督が「何でもできる」と評価するように、サーブ、スパイク、ブロックと攻守で大車輪の活躍。この日も15得点を挙げた。そんな古賀の攻撃力について、対戦経験のある実業団選手からは「あのスパイクはまるで鉛のような重さを感じる」との声も上がるほど。21年東京五輪&22年世界選手権銀メダルのブラジルを撃破する上で、古賀のスパイクは1つのカギを握ると言っても過言ではない。
プレー面だけでなく、リーダーとしてチームもけん引する。「今日帰ってからは、とにかくプラスな言葉を発しようと思っている」。今大会の目標は〝パリ五輪切符〟を手にすること。「今日のトルコは忘れる。『課題を切り捨てる大会にしよう』と選手で話している。負けた試合は『これがダメ』とかなるけど、仕方ないので、切り替えて『こうやって勝つ』『こうやって点を取っていく』というのをチームで話したい」と、マイナスな雰囲気も自身の言葉で一掃する構えだ。
1992年バルセロナ五輪以来となる開幕1年前での五輪出場権奪取へ、古賀は「もう勝つしかないので、しっかり勝ちきりたい」ときっぱり。見据えるのは白星のみだ。












