9月の声を聞いても、最高気温がなかなか30℃を下回らない日本の夏。こう暑いと冷え冷えのビールに加え、アイスやかき氷といった甘いものが欲しくてたまらない。というか、甘いもの欲は夏に限ったことではなく、酒量を大幅に減らして以来、やたら増している。周囲の酒飲みも同じことを話す。では何故、酒量を減らすと甘いもの欲が増すのか?
その原因は「ドーパミン」にあった。人間の脳にとって、ドーパミンをたっぷりと分泌させるアルコールはごほうび。ドーパミンは報酬系物質と言われ、強い快感をもたらし、さらにはモチベーションをアップする。節酒により、この刺激が少なくなると、物足りなくなり、同様の刺激を与えてくれる代替え品が欲しくなる。それが砂糖たっぷりの甘いものというワケだ。
医師曰く、「砂糖はソフトドラッグ」。実のところ砂糖はアルコール同様、ドーパミンを多く分泌させる作用があるのだ。そして恐ろしいことに徐々に強い刺激が欲しくなり、より甘いものが食べたくなる。そう、砂糖は強い依存性があるのだ。
ではどうしたら甘いもの欲を抑えられるのか。その鍵は血糖値にある。砂糖を多く含むものを食べると血糖値が急激に上がり、インスリンが大量に分泌される。これによって血糖値が下がり、低血糖状態になると脳がエネルギー不足と判断し、さらに血糖値を上げようと甘いものが恋しくなる。
ということはつまり甘いものでも、血糖値が上がりにくいものを選べばいいということ。おすすめはラカントという甘味料。ウリ科の植物・羅漢果のエキスなどからできたラカントは、砂糖と同じような甘味を持ちながらも血糖値を上げることはない。私の場合、甘いもの欲がうずいたら、無糖ヨーグルトにラカントを入れて食べるようにしている。これが結構、満足できるのだ。
せっかく節酒しても、砂糖依存症となり、糖尿病予備軍になってしまったら元も子もない。重症化する前に自力で甘いもの欲に歯止めをかけよう。












