「おい、お前も飲めや」
その昔、お盆や正月休みになり親戚が集うと、酔っ払ったおじ達が決まって酒をすすめてきた。もちろん私は未成年である。普段はうるさい両親も、この時は何故か娘を野放しに。調子乗ったバカ娘はおじの言うままに酒を飲んでいた。もう時効だから書けるが、今だったら大問題になる。そもそも未成年に酒をすすめてはいけないのは、それなりの理由があるからだ。
第一に飲酒開始年齢が低いほど、将来のアルコール依存症リスクがより高くなる。これを書いていてハッと思ったのが、コロナ禍でアルコール依存症になりかけたこと。私は中学生くらいから飲まされていたのだが、13歳から飲酒を継続的にした場合、57・3%と実に半分以上の人が依存症になるというデータ(※)もある。ただしこれは家族に依存症がいた場合。うちは両親ともに下戸で飲酒習慣がなかったため、依存症一歩手前でとどまったのかもしれない。
また、事件や事故にも巻き込まれやすいというリスクもある。一時期、アメリカで飲酒可能年齢を18歳に引き下げた州があったが、若者による飲酒運転の死亡事故が多発し、再び21歳に引き上げられたという事例もある。血気盛んな若者は、それでなくてもトラブルに巻き込まれやすい。酒で判断力・自制心が鈍れば、それはさらに助長される。成長期の脳の機能の低下にもつながるというし、何だかそれも私自身、体現しているような気がしてきた…。こんなオトナにならないためにも、長期休み中、面白半分で未成年に酒を飲ませないようにして欲しい。
コンプライアンスなんて言葉がなかった時代は、高校の制服を着ていても新宿や池袋の居酒屋で酒が飲めたが今考えると空恐ろしい。よく補導されなかったものだ。もちろん絶対やってはいけないことだけど、「そんな時代もあったなぁ」とちょっとだけ懐かしく思う。
※Grant BF Alcohol Health&Research22(1988)












