ビアガーデンの季節の到来である。暑い中、顔が隠れるほど大きなジョッキで冷えたビールをゴキュゴキュと飲み干し、「クゥーッ!」と叫ぶ。気づけば平気で大ジョッキが3つ空いているなんてことも。しかし、この小さいカラダ(身長152cm)のどこに、あんな大量のビールが収まるのだろう? なぜ、水はたくさん飲めないのに、ビールだといくらでも飲めるのだろう? それにはこんな理由がある。

 ビールにはホルモンの一種「ガストリン」の分泌を促進する働きがあるからだ。ガストリンは胃の運動・胃酸分泌を促進する作用がある。さらには胃の排出効果を高める効果も。この研究報告をしたのがビール王国・ドイツのエッセン大学というのも信ぴょう性が高いではないか。数ある醸造酒の中でも、こうした働きを持つのはビールがトップクラスなのだそう。ビールに含まれるガストリンの分泌促進効果は確かではあるが、現状ではメカニズムの詳細は明らかにされていない。今後に期待である。

 ビールといえば、1つ注意点がある。「ビールは水と同じだから」と、日本酒やワインのチェーサーにする酒豪は少なくない。はい、以前の私もそうでした。なんならハイボールも水だと言い切っていました(恥)。

 しかし、ビールはアルコールを含むれっきとした酒。飲みすぎれば間違いなく二日酔いになる。二日酔いを緩和する水をチェーサーにビールを飲むと、お腹がちゃっぽんちゃっぽんになりそうなので現実的ではないが、できることなら合間に水を飲んで欲しい。ビールは低アルコールだが、炭酸の作用によってアルコールの吸収率が非常に高い。ビール党は食事の最初から最後までビールの人が多いが、飲みすぎればやはり二日酔いになる。「低アルコールだから、どんなに飲んでも大丈夫」というワケではないのだ。

 ビアガーデンには「ビールは水ではなく酒」という認識を持って行こう。