右脇腹の張りを訴えて2試合連続で欠場していたエンゼルスの大谷翔平投手(29)が6日(日本時間7日)に本拠地アナハイムでのオリオールズ戦のスタメンから外れた。3試合連続でスタメンを外れるのは2021年8月6~8日(同7~9日)のDH制のない敵地ドジャース戦以来だ。

 ネビン監督はこの日の試合前の会見で「ショウヘイは今日の感じは良いと言っていたし、ケージで打ってみてどう感じるかでラインアップを決める。彼自身は大丈夫、いける、と自信があったから、問題なければプレーしてもいい」と前向きな発言をしていた。右脇腹に異常発生後、バットを振るのは初めてで、回復は順調と見られるが大事を取ったようだ。

 大谷は4日(同5日)の本拠地オリオールズ戦に「2番・DH」で先発メンバーに名を連ねていたが、試合前の屋外でのフリー打撃で右脇腹の張りを訴えたため、急きょ出場を回避した。ネビン監督は状態を「打撃練習中に痛めた。明日の朝に検査を行う。かなり痛いようだ」と説明した。脇腹を痛めた場合、回復まで時間がかかるケースが多く、打者としても今季終了の可能性が浮上した。しかし、一転、5日(同6日)は球場入り後、出場を直訴。指揮官に「私がさせなかった」と却下された。試合中にベンチに姿を見せることはなかったが、水原一平通訳を通じてネビン監督にあらためて出場の意志を伝えたものの、認められなかった。試合後、ネビン監督は「検査の結果、少し炎症が見つかっただけだった。大事には至らなかった」と軽症だったことを明かした。6日に再び検査を行い、問題がなければ同日の試合から復帰する可能性を示唆していた。

 大谷がシーズンを終了しないことに米メディアでは懐疑的な論調が多い。損傷した右ヒジ靱帯の治療の開始が早いほど、復帰も早くなるからだ。

 そんな中、バリー・スポーツ・ウエストでエンゼルス戦の解説を務めている球団OBのマーク・グビザ氏は「ファン、チームメート、球団のためにプレーしてるんじゃないかな。彼にとってエンゼルスのユニホームを着ることが光栄なこと、それだけこの野球にリスペクトがあるんだと思うよ」と語るとこう続けた。

「確かに純粋に野球のことを考えたら、もっとケガするんじゃないか、早く治療して来季以降を考えた方がいいというのも分からなくはないけど、自分を見るために球場に足を運んでくれる人たちがたくさんいる。私もショウヘイの立場だったら出たいと思う」

 いずれにしろ、無理を重ねて来季以降に影響が残ることは避けてもらいたい。